練習の前半は、「場当たり+歌」。今回の演奏会のプログラムは、前半がフォーレの小品と、林光の『日本抒情歌曲集』となっているが、曲によって、立ち位置が変わる演出が入っている。コミカルな動きもあって、お客さんを耳だけでなく、目でも楽しませる趣向だ。しかし、この立ち位置と移動の動きを覚えるのもなかなか一苦労。フランス語の歌詞で暗譜するのもたいへんだが、同時にこちらの方もがんばって身体に染み込ませなければ。
後半は、デュリュフレのレクイエムを頭から。要所要所で、発声練習を交えながら、ハーモニーのポイントを確認して進めていく。本番では賛助出演の団体の力も借りて100人規模の大合唱になるとはいえ、細かいハーモニーの美しさもきちんと伝えられる演奏を目指したい。