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練習日記 2015年10月20日

姉崎祐治

ヴェルディのオペラ「ナブッコ」から第3幕の「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」を練習。のびやかで美しい旋律。イタリアでは第二の国家とも言われるほど有名な曲だとか。

オペラの合唱曲の練習をはじめて3回目。「いままでずっとやりたかった! とても楽しい」という声もある一方で、「これまで取り組んできた、合唱のために作られた本格的な曲と比べると、なんだか物足りないという声もあることもまた事実。

先日、ある声楽の先生が「オペラの合唱は、みんなで声を合わせて作る合唱とちがって、ひとりひとりが舞台の上に上がった役者として演じながら歌う。それがひとつになることで効果を生み出す」とおっしゃっていたのが印象的だった。その曲が歌われる場面、背景なども理解した上で、舞台に立ったつもりで歌うとまた感じ方も変わるかもしれない。

オペラといえば、メトロポリタンオペラを映画館で楽しめるMETライブビューイングの2015-2016シーズンがいよいよ幕を空ける。第一弾は、10月31日(土)~11月6日(金)まで、ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」だ。アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)とディミトリ・ホヴォロストフスキー(バリトン)というなんとも贅沢な組み合わせ。クライスで練習しているかの有名な「アンヴィル・コーラス(鍛冶屋の合唱)」もじっくり堪能したい。


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